ブラックバイト?業務委託の営業募集を成功させた事例
2015/08/27
新規事業としてスマホアプリを使ったサービスの代理店を開始したい、というお客様。
ただ、全てがこれからの事業でまだ顧客もいないため、今の段階では人件費はなるべく抱えたくない。
お客様としては、固定報酬月額5万円+1件成約につき8万円のインセンティブという報酬体系をお考えでした。
どう見ても怪しいシゴトです。
首都圏などでは、こういった体系の募集は珍しくないのかも知れませんが、東海地区は非常に保守的な地域。
自宅通勤率が高く、家賃がかからないケースが多いため、さほど多くの収入を必要としません。
まして、「ブラックバイト」などの言葉が拡がり、仕事探しに対する警戒感が強いタイミング。かなり厳しい募集です。
もう少し固定報酬を上げて、コミッション比率を下げられないですか?
正直この内容だと、まず応募は望めません。
お客様には、私たちなりの採用の相場観をお伝えしたうえで、様々に検討しました。
が、結論としてはこのままの報酬体系でいきたい、とのお客様の強い意志。
唯一の救いだったのは、このお客様と私たちの会社は10年以上のお付き合いがあり、社長が決して応募者をだますような募集をする方ではないとわかっていたこと。
あとの問題は、いかにそれが読者に伝わるか?ということです。
媒体は募集の性質を考えて「フロムエーナビ」を選択。
「不真面目と思われるかもしれませんが、振り切った原稿にしてもいいですか?」
お客様にお伝えしたうえで、作った画像が以下のものです。
予想に反して11名の応募。
応募者の中には、画像を見ただけで
「なんだ?この会社!面白い。とりあえず、こんな募集をする会社の人に会ってみたい。」
と募集内容も良く確認しないままに、応募してこられた方もいらっしゃったそうです。
現在3名の方が採用となり活躍されています。