IT系の営業募集は工夫が必要、という事例。
2015/08/27
業務委託の営業職採用事例でもご紹介したお客様。
スマホアプリを使った集客サービスを新規事業として立ち上げましたが、今度は正社員で営業職を募集することに。
私たちの会社にもお声掛けをいただいたのですが、某全国ブランドの媒体(リクルートとは別)の直販営業が大幅な値引きを武器に受注を獲得したようです。
ところが某全国ブランドの媒体の掲載が始まって1週間ちょっと経ったところで、お客様からお電話が。
現在掲載中の媒体の応募が10日経っても2名しかない。もう一度相談に乗ってもらえないか?とのこと。
ちなみに、その媒体は値引き後でも50万円以上の掲載料金。
お客様にとってはかなりの痛手です。
それにしても、それだけのコストを掛けてそんな応募人数しか集められないほど、某全国ブランドの媒体もブランド力の弱い媒体ではないはず。
掲載中の原稿を見ると、募集職種名は「●●●なIT営業」。
※●●●が何だったかは、失念してしまいました。
問題は「IT営業」という職種名。特に最近顕著なのですが、IT系の企業様はどの職種でもなぜか非常に採用に苦労されています。
また、原稿の本文などもかなり「かっこいいシゴト」っぽいテイストで作られ、写真もそれっぽい雰囲気。
IT系が不人気、という前提に立てば、火に油を注ぐような(余計に読者が敬遠してしまいそうな)内容でした。
お客様に募集ターゲットを確認したところ、未経験・第二新卒でも良いとのこと。
そこで、営業職は未経験。学生、フリーター時代に飲食店や販売の仕事をしていて、店舗のPOPを書いたり、イベントを企画したりすることが楽しかった、と感じている読者に訴求するような内容で原稿を作成しました。
募集職種名も「未経験でも歓迎!繁盛店を作るお手伝い(企画営業)」と極力ITを感じさせないように。
媒体は「はたらいく」を選択。
予算の都合で2週間の掲載となりましたが、応募14名とまずまずの数の方との接触に成功しました。